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    2011.12.17 (Sat)

    第三十八夜

    こんにちは。

    サトリです。

    ここのところ深夜食堂の女子会は毎晩レベルが上がっているようです。

    こないだ疲れきったサトリがナチュラルハイで始めたのは、ぬいぐるみをテーブルに着かせてお茶会をする、パーティーごっこ。

    Photo+16-12-11+21+45+02_convert_20111217055236.png

    無計画ブルスケッタ、ナスが生焼け。

    わたしのパーティーにつきあうひとーー??席についてくださーい!

    かわいそうに、ぬいぐるみの代わりに犠牲になってくれたのは、ユメとツマミでした。

    ごっこを始めた張本人は、ふざけきって逃げ切り、最後まで食べないというありさま。



    それから、次の日にめちゃめちゃお疲れだったツマミがおもむろに出してきたのは、なんとキャンドルセット。

    なんでそんなもの持ってるの?

    いやいや、作ろうと思って、ろうそく。楽しいよ?

    はい。

    ろうそく作ろうごっこ。

    ユメもサトリも初体験。

    買えばいいじゃん、とか、熱ーい、とか色々言いながらも理系番長ツマミに引っ張られ、

    若干おそるおそる、色を付けたり香りを付けたり、徐々に盛り上がっていくルームメイトたち。

    Photo+11-12-13+21+48+50_convert_20111217060149.jpg

    器はさまざまな貝殻を使っています。

    次回わがやに遊びに来たお客様には、もれなくひとつプレゼント、だそうです♪



    さて、また次の日、テストが終わってくたくただったユメが欲していたのは…

    Photo+16-12-11+22+13+40_convert_20111217061609.jpg

    猫力。

    ここの女三人、そろって無類の猫好き。

    このエプロンは左から、ユメ、サトリ、ツマミ用。

    そしてついに始まってしまった、猫語ごっこ。

    にゃん。

    にぁにぁ。

    みぁ゛------。






    疲れたら。

    甘えられる女友達。

    ふざけきれるキッチン。

    子供のころにたくさんたくさんやってきたごっこ遊びという枠で童心に返りながら、

    あの頃よりも圧倒的に楽しんでいる女三人。

    自然発生的に誰かが始めるから、ついついつられるのだ。

    それも、フィールドの全く違う大人の女たちが起こす文化的化学反応だ。

    ふざけ方のレベルが高い。

    これに勝る疲れ特効薬があるのだろうか?

    今のところ・・・ここの三人は非常に満足そうである。




    何が起こるか予測がつかないこの深夜の食堂、また次回さらにパワーアップしてお届けします。

    今夜もまいど。
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    06:44  |  サトリ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(1)

    2011.12.08 (Thu)

    第三十四夜

    いらっしゃい!

    ジュネーヴは季節外れの雨模様。

    今日は風も出てきたし、自転車ユーザーのサトリは凍えながら帰宅する。

    でも深夜食堂の中はとってもあったかい。

    ユメとツマミが先に始めているいつもの光景が広がる。

    そう、ヨーロッパの暖房効果はいざ知らず、ここには熱い女たちがいつも集っているのだ。

    今夜の食卓は

    Photo+25-11-11+22+18+04_convert_20111208065045.jpg

    ご覧の通り。



    これ以上何が必要だろう?

    何も要らない。

    赤ワイン、フランスパン、チーズ、オリーヴ、バジル、塩、チョコレート。

    調理と呼べるほどのことは何もしていない。

    ただ棚から出してきただけの集まりである。

    しかしあえてこれだけにすることで感じる贅沢というのは、計り知れないものがある。



    邪魔されないこと、自分自身に戻れること、それが夜食の真骨頂ではないだろうか?




    女友達がいる、

    彼女たちと語るべきトピックスがある、

    それがどんなにバカな男の話だったとしても、やっぱりそこにささやかな幸せがある。

    それはしかし、

    彼女たちが自分の足で歩き、自分の手で仕事をして、生きている実感がベースにあるからこそなのではないかと思う。

    そしてそれを思い出させてくれるのが、なによりシンプルなこのメニューなのだ。



    ときに、

    情報が多すぎて、美味しいものが溢れすぎて、好きなものに囲まれすぎて、

    我儘になってしまった自分に気付かないことがある。

    まだ消化しきれていないのに、もっともっと求めてしまう。

    でも、愛のコミュニケーションは、その時間だけで深化するものではない。

    本当は、一人でふと我に返っている間に、刻々と深まっているのだ。

    たまには、その時間を大切にしよう。

    先のことばかり考えてしまう時間を減らして。

    少し勇気を出して、自分を、相手を、突き放して。

    意外と平気かもしれない。

    本当の幸せを作るのは、今ある幸せをないがしろにしないという、強い気概なのだから。

    今の自分を信じるという冒険を経て見えてくるものはきっと、悩んで出した答えよりも…



    そんなことをじわじわと教えてくれる今日の赤ワインたちに、乾杯。

    今夜もまいど。
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    07:05  |  サトリ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(2)

    2011.12.02 (Fri)

    第三十一夜 中

    いらっしゃいませ。

    こんばんは。

    第三十一夜、ユメのお好み焼きに続いて出てきたのは、このパーティーの主役

    Photo+11-11-27+18+34+02_convert_20111129033326.jpg

    握り!

    この見事な握りっぷりはなんと、この深夜食堂の常連ハッカアメ女史の手になるもの。

    彼女、本業はバイオリニストでありながらかつてお寿司屋さんでバイトしていたことがあるという強者。

    やはり手が器用なのだろう、黒鯛を普通の包丁で見事にさばいてしまう。

    サーモン、だし巻き、稲荷、太巻き、鯛…酢飯も本格的。

    みなさん、ここ、ジュネーヴです。

    魚も米も水も、和食には適していません。

    それでも、ホームシックやフラストレーションを上手く昇華すると、日本にいる時以上のものができてしまう。

    彼女、ずっと寿司が食べたかったらしいんです。

    それで、サトリの演奏会が終わった次の日、女6人集まるというこの機会にふるまってくれました。

    まるでおばあちゃんのような要領のよさ、安心感。

    さばさばしつつ、懐かしいあたたかさ。

    ついつい甘えたくなる素敵なひとです。

    お寿司の味は、もちろん!食堂始まって以来5本の指に入るレベルの高さ。

    6人とも、しばし無言。

    恋焦がれていた優しい甘さを、余すところなく味わいたい。

    美味しいという言葉さえ、美味しさの邪魔をする、まさしくあの沈黙の時間。

    ついつい言葉が漏れてしまったのは、久っっっしぶりのガリを口にした時。

     ガリって、こんなおいしかったっけ…

    まあ、なにげないガリにさえこんなにも品があったのだということに、改めて気付くほどの夜だったのです。


    ハッカアメ氏、ありがとう。

    あなたの人一倍の情熱、友達愛、そして秀でた才能は、この充実した夜を、未だに消化しきれないほどの濃密な記憶にしてくれました。

    ユメとツマミとサトリはあなたが帰った後、しばらく放心状態でこの素晴らしきあなたの愛について語って腹ごなししていたが、寝床に就けるまで、なんと時間がかかったことよ。

    本当の愛情を持つ人のさばいた生魚、その人との愛にあふれた食卓というのは、外国で暮らす私たちにはあまりにも絶妙な贈り物でした。

    このまましばらく私たちはぼーっとしていようと思います。


    そういうわけでこの食堂には、こんな素敵なお客様も来ているのです。

    これからも、その愛の輪が広がっていきますように。


    今夜もまいど。
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    04:44  |  サトリ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(2)

    2011.11.21 (Mon)

    第二十七夜

    いらっしゃーい!

    今日はどん底に沈んだサトリちゃんが意地を張ってパスタを作りましたよーーー

    Photo+20-11-11+12+14+52_convert_20111121064548.jpg

    じゃん。



    だってさー、

    サトリちゃんは昨日初めてみりんを使ったんだよ。

    みりんとしょうゆを混ぜて、豚肉をつけこんで、豚丼を作ったんだよ。

    あのね、あれは3~4年前だったかなー、

    男友達がさー、宅飲みした深夜に小腹が空いたときに、おもむろに作ってくれたの。

    それが飲んだ後にすごく優しく沁みる味だったんだよね、意外にも上品で。

    あの味が忘れられなくて

    初めてみりんを使うならあの豚丼って決めてたんだよ。

    ところが


    ・・・


    サトリちゃんが作ったら、なんとがっつりスタミナな昼飯!の味になっちゃったんだよ。

    ツマミは美味しそうにあっという間に食べてくれたし

    ユメも優しい味!止まんない!って言ってくれたけど

    サトリはあの爽やかな思い出の味を再現できなくてすごくすごくそれはそれは落ち込んだわけです。

    なんせ、もともと和食が苦手なのに、パスタを作りたい誘惑をものすごい克己心で抑えて作ったんだよ。

    その上、胃袋をつかみ損ねた過去を持ち、未だに明るい未来が見えていないんだよ。

    女子高生時代、自分以外のクラス中の女子が手作りのスイーツをバレンタインに持って来た時のショック、あの時の気分再び。



    というわけで、かわいそうに豚丼は写真にも収まらなかったのです。


    でも、どんなに傷ついてもおなかは空くもの。

    それで、次の日むきになったサトリちゃんが作ったのは、本場のナポリタン。

    ええ、ケンカ売ってます。

    もう日本の味なんて知らねーーーーー

    ってことです。

    濃厚なトマト、さりげないミート、そしてどさどさとオリーブ、ケッパー、アンチョビ、そしてこのやろうってな具合のペペ…



    味?

    わたしのパスタ本当に美味しい!byサトリ

    やっぱサトリはイタリアンだね!byツマミ

    こっちに力入れたら?byユメ




    …顔で笑って心で泣いてってこのことね。

    愛情をかけないで作った料理の方が美味しいなんてさ。

    でも本来、母の味なんてそんなものなのかも。

    気負いのない味。

    人の真似して作った味は、どんなに頑張っても納得いく味にはならない。

    あの男友達のレシピもそういえば、彼の母親の直伝だったなぁ…

    元気かなー?

    どうせ未だに2日に一回は自分で作った豚丼に舌鼓打ってんだろーなー

    やっぱおれの豚丼うまい

    なんて。

    あいつにはあたしのパスタは作れねーよ、

    と、心の中で舌を出してみるサトリちゃん。

    来週は何を作るんだか・・・


    今夜もまいど。
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    06:42  |  サトリ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(4)

    2011.11.13 (Sun)

    第二十三夜

    いらっしゃいませ

    こんばんは

    日曜日、いかがお過ごしですか?

    ジュネーヴの女たちは最近どうも様子がおかしいようだ。

    料理は人の心を映すというが、作る味の趣向が変わってきているのである。

    Photo+12-11-11+20+10+54_convert_20111113193711.jpg


    サトリのポトフ。

    彼女にとっては懐かしの味だ。
    あたたかく、優しく、それでいてハイセンスだった彼女の母親の味。
    しかし母の味が恋しいわけではない。

    もう一品。

    Photo+06-11-11+19+33+51_convert_20111113193754.jpg

    ホウレン草ときのこのクリームリゾット。

    以前のサトリのスパイスの効いた味は影を潜め、彼女にしては非常に珍しくクリームを使ったことでマイルドになっている。

    思い出していただこう。

    Photo+02-11-11+22+45+42_convert_20111113193554.jpg

    サトリと言えば炒めたキャベツに食べるラー油をぶちまけ、フライパンから直接さいばしで食べるような女
    だったはずだ。

    ところが最近、'優しい味'を追求し始めたのである。
    そして、気が付いたら母の味を追っていた。


    この変化に驚いているのはツマミだ。
    なにせ彼女にお酒を教え込んだのは辛口党のサトリだったのだから。

    'アムスから帰ってきてから、なんか加速してない?!'

    しかしそんな彼女を見て、ユメはしたり顔である。

    'オランダのビタミンI=愛ですよ'

    そう、彼の地の空気、それはall you need is love.
    それが味に沁み込んでいるのだ。

    例えばユメがよく作っているクッキー。
    笑いがこぼれてしまうようなひとくち。
    誰かを想って作る味。
    食べてもらう人への愛が、食材と食材の隙間を埋める。

    ユメの味もオランダ以来ますます柔らかくなり、彼の胃袋をつかんで離さないのは確実だ。


    ヨーロッパへ来て1年、一人で走り続けたサトリがオランダ小旅行で見たもの。

    それは、ピュアラブの絶対性。
    ずっとないがしろにしていた素直な気持ち。
    誰もが幸せそうで、平和で、不法移民もホームレスも住めないほどの空気のキラメキ。

    様々な場所を訪れてきたけれど、あれは異国文化ではなく、人間の普遍的な未来の答えを見せられたような、不思議な感覚だった。


    迷いつつも、不安に駆られつつも、一年ぶりに会いに行こう、と思う。

    仕事や留学の都合よりも、第一に優先するべきものなんじゃないか。

    いつもいつもその間で葛藤していたけれど、とりあえず、愛を、再開しよう。

    離れていても、時間がかかっても、いろんな形があっていいのだ。

    ただ、ないがしろにしてはいけない。

    愛が本物だということは疑いようがないと、オランダが確証してくれたのだから。

    Photo+01-11-11+15+04+48_convert_20111113204548.jpg

    今夜もまいど。
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    21:08  |  サトリ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(2)
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