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    2011.11.12 (Sat)

    第二十二夜

    いらっしゃいませ、こんばんは。
    私、ユメも久々の登場です。

    サトリの記事にも書かれてますが、
    10月末にアムステルダムに行ってまいりました。
    音楽会がある、と何気なく話したサトリに勝手に参加した私はこれで2回目。
    初めて訪れた時は、初雪でキラキラと静かにゆっくりと雪化粧されていった11月。
    しかし、風も吹きつける厳しい寒さの中、満足に街を堪能できなかったフラストレーションを発散させるべくのこの2回目。
    オランダ料理と検索にかけると出てくるのはインドネシア料理。
    どうやら昔植民地としてたことが名残になっているらしい。
    まさかこの地で懐かしい味に出会えるとは思えず、少し気分が高まる。
    といっても、やはりここはヨーロッパ。あまり期待しても残念な結果になるだけだ。
    宿泊したホテルのすぐ下に、何の変哲もないインドネシア料理のレストランがあったので、そこに向かうことにした。

    ドアを押して温かい空間に入って行くと、その空気は外から見る風景とまったく違うものだった。
    清潔にされていて、それでいて少しホッとする。
    料理を注文し、そわそわと逸る心を落ち着かせようと、
    窓辺に何気なく置いてある、ワヤン・クリことインドネシアの操り人形と、少し懐かしい気持ちで遊ぶ。
    と、そうこうしているうちに2人分のコース料理が並べられていく。
    Photo+11-10-30+18+30+38_convert_20111112083130.jpg
    インドネシア料理といえば、あの容赦のない辛さである。ヨーロッパではどれほど抑えられてるのか、と気にしながら真っ先に口にしたのはカレー。
    すると口の中にマイルドに、しかしそれでいて芳醇に濃厚なスパイスが
    舌にすっと溶けながらも広がり、そして飲み込むと鼻に抜けていく。
    辛さがないわけではない、むしろ、そこにある。
    しかし、その辛さは「優しさ」、否、「愛」に包まれた辛さなのである。

    この街では、どこもかしこもカップルだらけだった。
    自転車に2人乗りをしているカップルはそこら中に溢れかえり、
    あまつさえベビーカーに乗っている子供を忘れて橋の上でたっぷりと愛を味わっていた。
    道行く人々の顔はまさに「愛」のある人生を堪能している人間の顔だった。
    怒声や金切り声はどこにもなく、ただただ皆ニコニコとしていた。

    その、「愛」がまさにその料理に詰まっていたのである。
    あまりにも優しく、それでいてインパクトのあるそのインドネシア料理を口にし、
    笑みどころか、笑いがこぼれてしまった。
    スプーン一つでここまであの世界観を表現するなんて、と思うと、
    どれだけオランダが愛で包まれているかということが、まさに言葉通り身を以て痛感すると、
    笑いはこぼれずにはいられなかった。
    純粋な愛を口にし笑いが止まらなくなった私達を見て、店員もつられて笑い、少しの間だけ笑いに埋もれた空間にいた。悪い気はしなかったのはやはり「愛」のおかげなのだろう。
    笑いすぎて視界が潤んだのは、優しさに触れたからなのだろうか、それとも。
    Photo+30-10-11+18+31+23_convert_20111112083151.jpg
    料理が置かれている台も、程よい温度を保つためのものである。

    目の前に広がるとんでもない量を一口、また一口と口にするごとに、胃が、心が、体が満たされていくのを感じていく。

    料理とは、このことなのだ。
    愛をつめることとはこのことなのだ。
    なんたって体に直接取り込むものである。
    それは、できればおいしくて、やさしくて、健康的で、そしてやはり愛に溢れたものが誰だっていい。
    マクドナルドもたまには食べたくなるが、愛する人が自分のために作る料理ほどこの世でおいしいものはないのだ。
    それをオランダでは、当然かのように、平然とサーブするのだ。
    2人の時間を味に邪魔されることなく、しかしそれでいていつまでもおいしさが舌に残す。
    人生を阻むことなく、楽しませる。
    それがきっと、愛というものなのかもしれない。

    とんだインスピレーションだ。
    こんなの、人生が変わってしまうじゃないか。
    愛に溢れる人生を目指そうじゃないか。


    今夜もまいど。

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    10:21  |  ユメ  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(1)

    Comment

    オランダでインドネシア料理。
    お約束のボリュームにも笑いが・・・

    ドアを押して入った時と、ドアを引いて出るときの
    期待感と満足感にも愛を感じます。。。

    けい |  2011.11.13(日) 19:15 | URL |  [編集]

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